ゴールデンウィークの中日に久しぶりにカルトナ-ジュのお誘いがあったので、伺って作ってきました。
表地が白のスキバル、中のプリントペーパーがグリーンという組み合わせの初夏らしい仕上がりと
なりました。メモパッドなので、リビングのカウンターに置いておこうと思います。
カルトナ-ジュでは中のプリントペーパーが本当に美しく、こういう裏地に凝っているところに
ふと、落語「花色木綿(出来心)」を思い浮かべてしまいました。
以前古典落語の本で読んだもので、実際に寄席に行ったわけではないのですが。
空き巣に入られた男が店賃の言い訳にしようと、何もとられていないのに大家に盗品名を列挙するが、
箪笥(たんす)も蚊帳も刀も、布団と同じく「裏 は丈夫で暖かい花色木綿」と答えるというもの。
大家さんは裏地に凝っていて布団の裏地には花色木綿を使っていると聞いて、物を知らない店子が
なんでも裏は花色木綿というくだりがすごく面白くて、今度実際にこの演目のときに寄席に
行ってみようかな。
花色木綿と聞いてなんとな桃色なのかなと思ってしまいますが、実際は「はなだ色」藍色だそうです。
さて、カルトナ-ジュでは先生が用意してくださっているスキバルとプリントペーパーのストックから
自分の好みで好きに組み合わせていいですよと言われているのですが、なかなか自分では
うまく選べなくて、今回の組み合わせも先生ところに見本として置いてあったので、同じものを
作らせていただきました。
「じゃあ、私もそれと同じもので」が口癖で私も物を知らない店子と一緒だなあ。