卒業以来40年間音信不通にしていた中学の同窓会に行ってきました。
幹事さんがご足労にも実家まで足を運んでくださり、ご連絡していただいたこと、
一人でも多くの同級生に会いたいという暖かいお気持ちに感謝しての参加。
小学校が同じ幼馴染だとすぐ分かったのですが、
中学で接点のなかった方とはもう「初めまして」って感じ。
自分ではもう中学以前の同級生とは会うことはないだろう、
無かったに等しい世界であったのに、
今日集まった同級生たちがそれぞれ人生を過ごしながら、
いきいきと楽しそうにしている姿に心から感動してしまった。
つくづく、自分の見ている世界、感じている世界と
他人が見ている世界、感じている世界は違うのだと。
一次会で失礼するつもりだったのだけど、せっかくなので、
二次会のカラオケまで参加。
正直なところ行くまでは
「50過ぎた大人がカラオケではしゃぐのはいかがなものか」と
思っていたのですが、同級生たちの姿を見ていると、
いつまでも若いと思ってはしゃいでいるのではなく、
もう若くはないからこそ、はしゃげる今を楽しんで生きているのだと。
そうなんだ、じゃ、私も、盛り上がってくれるのなら喜んでとばかりに、
カラオケ店に用意されているコスプレ衣装に着替えて手にはマラカス。
これって、平和な時代に生きている恩恵かもしれないけど、
でも私たちはいつまでも若者文化(スマホを持ち、LINEにFB、飲み会にカラオケ)に
コミットし続けなければならないという代償もちゃんと払っているのだ。
コミットできなくなった時、本当の老いが始まる。
さて、カラオケでは曲が入れば大騒ぎして唄い、
曲の合間には声をかけてくださった方に
ばか丁寧に「この度はお誘いいただきほんとにありがとうございます」と挨拶。
私は人に緊張してうまく話せないから、どうしてもばか丁寧になってしまう。
コスプレ衣装着て、手にはマラカス持ってばか丁寧に挨拶してる自分が
可笑しくて仕方なかったけど、まあ、これが一番自分らしい。
本当に楽しかったです。
幹事さん、40年ぶりに参加した私を快く受け入れてくれた同級生の皆さん
ほんとありがとう!また次回に。
そうそう、やっぱり中学の時も大人ぶって腕組んで恰好つけてたねって言われた。
人間、そうそう変われるもんじゃないね。