「ぼくたちにもうモノは必要ない。」を読んでからどうしても片付けられなかった手紙を処分することした。
処分するにあたってはシュレッダーを購入。こういう整理、片付けに関する道具って必要。
家庭用シュレッダーは音がうるさし、すぐオーバーヒートを起こすし、刃こぼれして使えなくなってしまうので、オフィス用の下位機種に。
手紙、カードの類はずっととってあったので、かなりの量。
どうしてこんなにとってあったのだろう。
私は「手紙を書く人」になりたかったのか、「手紙を書く人」って思われたかったのかなあ。
まあ、たぶんどちらもそうなんだろうなあ。
もらった分だけ自分も書いたのだろうから、不義理はしてないと思うけど。
とっておいてどうするつもりだったのだろう、自分がいなくなった後、娘に見つけてもらって「母はこんなにも手紙をもらった人だった」とでも思われたかったのだろうか。
結局は「me,me,me」どこまでも自意識過剰な自分が嫌。
私ってどうして「どう思われるか」を気にしてしまうんだろうな。でもそれももう終わりにする。
なりたい自分にはちゃんとなれてると思うから。
今でもそんな上手ではないけど、まあまあ美しくみえるように手紙は書けるもの。書く機会はぐっと減ってしまったけど。
言葉は贈り物。手紙は受け取った時点で成立している。
ちょっと読み返してみるけど、暖かい言葉が書かれる。
人は書き言葉になると丁寧て優しくなれるんだなあって改めて思う。
それだけ手紙、写真は他者がもっとも整理しずらいモノ。
はやりこういう類は自分の手できちんと処分すべきもモノだと思おう。
生前整理にはちょっと早いかもしれないけど、いずれやらなくてはならない事なので。
書いてくれた人に感謝して、ありがとうって思いながらシュレッダーしてる。
これでまた一つ、自分のアイデンティティを保証するものがなくっていく。
2015年08月
「ぼくたちに、もうモノは必要ない。」読みました!
ぼくたちに、もうモノは必要ない。 - 断捨離からミニマリストへ - 【無料お試し版】/ワニブックス
今まで読んだ「お片付け本」の中では一番面白いと思ったのに、アマゾンのレビューはすごく辛口。
著者は35歳、独身男性。やはりこういう生活は独身男性でないと出来ないかなって思う。私からすれば羨ましい。
何者かになりたくても何者になれず、惨めさや妬みに悩み苦しんだ姿が正直に語られていて、好感が持てるけどなあ。
モノを最小限に減らして得たものが、自分が何も持たない「ただの人」であるいう自己感。
この対極の存在だと思えるのが「中村うさぎ」さん。彼女は何もかになりたくて、買い物依存症になっていったと読んだことがある。現在のご様子はよく知らないけど。
どちらも同じ自分のアイデンティティを求める心の問題かもしれないけど、現代にアップデイトするためにモノを持ち続けることができないなら必要最小限しか持たない。私もこっちだな。
モノを買わないと日本経済に何も寄与しないのかという問題にも彼は「経験」と「人」に使っていくと言っている。
何にお金を使い、どう経済に寄与していくのかはその人の自由であるべき。モノを買うことが全てではない。
ミニマリストとして著者がどう変わっていくのが私は楽しみだなあ。
ただ、私もミニマリスト志願なのに、この本買っちゃったのはすごく後悔。図書館で借りればよかった。でも面白かったから自分によしとしよう。
この本読んで私もアイデンティティを保証するもの、写真とか証書とか処分したくなったからね。
だってもう必要ないもの。
あ、「白雪ふきん」売ってる←ここ奈良だから
もともとは蚊帳生地の余りをふきんにしていたのが、蚊帳の需要がなくなりてふきん屋さんに。
詳しくは「白雪ふきん」のサイトへどうぞ。
東急ハンズで売ってるけど、無地か、定番柄だけだったので、絵柄の種類がたくさんあって興奮してしまった。
前にも書いたけど、あまりにもパリッと糊付けされていて、くつくつ煮て糊を落とすのが面倒になって使うのをやめてしまった。
でも今回かわいい鹿の柄(奈良だけに)を自分用にお土産に買ったので、そういうこと面倒くさがらず、また使おうかな。
来客のとき、使ってたら、暮らしにこだわりのある人って映るだろうなあ。
朝、茶粥を食しながら、その丁寧な作りに感心してまい、食べること、住まうこと、暮らしをもっと大切にしないといけないなって思ってしまった。
いつものワンピといつものバッグといつものサンダルで
ミニマリスト志願者らしく、いつものワンピといつものバッグといつものサンダルで、身軽な旅支度。
仕事に行くのも、お出かけも、どこに行くのもこの夏はワンピ3枚で過ごせた。
プラスとしてもって行くのは冷房対策としての薄手の黒のジャケット1枚。
この夏はバッグも一つ。ちょっと古いラルフのトートタイプにラルフのスカーフ巻いてる。
娘になんでそんなことしてるのと聞かれたので、これはおしゃれではない、防災用と答えておいた。
何かあったら布1枚が役に立つのだ(きりっ)。
さて、着替えのワンピ1枚をトートバッグにいれて、颯爽と行くはずだったのに……。
思ったより化粧品類がかさばるなあ。
行く前に慌ててぐじゃぐじゃに詰め込んだのもあるけど。
もっと化粧品類をミニマムにしないと、今後の課題。
ことりっぷ前のお部屋のおそうじ
旅行前にはいつも掃除を念入りにしていく。これは映画「テルマ&ルイーズ」の影響。
平凡な主婦テルマとウェトレスのルイーズが週末のドライブ旅行にでかけて、そこで事件に巻き込まれて・・・それぞれの自己を解放していき・・・最後は・・・となる女二人のロードムービー。
大好きな映画。
スーザン・サランドン演じる、どこにでもあるダイナーのウェトレス、ルイーズが旅に出かける前、住んでいるアパートの部屋をぴかぴかに掃除していくの。
とくにキッチンはピカピカに磨き上げて、それを満足そうに眺めてるシーンが印象的。
一方のテルマはごちゃごちゃの部屋で旅支度もめちゃくちゃ。でも旅の後半、主導権は逆転していくから人って分からない。
指名手配となった二人を追った刑事がルイーズの部屋を見て、この人はちゃんとした人で何かの事情で事件を起こしたのだろうって理解を示していく。
お部屋をちゃんとお掃除しておくと人って信用されるんだなあって思った。
でも、その理解を示したくれた刑事の呼びかけには応じず最後は渓谷から・・・。
さて、モノが少ないから掃除は楽といえば楽だけど、それでも埃はたまるから拭き掃除はかかせない。
ルイーズもキッチンカウンターをクロスで拭いた。洋の東西を問わず掃除の後の気持ちよさは拭き掃除にはかなわない。
後、旅のお供の本も購入済み。(ことりっぷ以外にね)
新幹線の中で読書するの好き。
でもミニマニスト目指してるのに、ミニマニストの本買っちゃうなんてまだまだだなあ。
それも「ぼくたちにもうモノは必要ない。」なのに。本はモノ。でも本だけはまだ買っちゃう。
こういう本、借りるか立ち読みで済ますくらいにならないと。