今日クリスマスカードが届きました。
早速カルトナ-ジュで作ったカードボックスへ。
カードを送ってくださったのはカルトナ-ジュを一緒に
習っているママ友からです。ほんと嬉しい!ありがとう!
私もこれからお返事を書きますね。
私は女子修道会が運営している女子高に通っていました。
クリスマスの時期になると、当時、教頭先生をされていた
シスターが宗教の時間に、深~くため息をつき、
「みなさん、サンタクロースは実在した聖人です。変な赤い服を着せられて、あんなに太って、
ほんとうに嘆かわしいです。」と毎年にようにお話しをされました。
サンタクロース=セント・ニコラウス
4世紀頃の小アジア(現在のトルコ)に実在した司教様です。
豊かな生まれでしたが、貧しい人、助けを求める人たちのために尽くした方でした。
貧しさのあまり、三人の娘を嫁がせることの出来ない家に真夜中に訪れ、
屋根の上にある煙突からを金貨を投げ入れ、そのおかげで
娘の身売りを避けられたというエピソードが残されています。
教頭先生は厳しい修道生活を送られた司教様が、
商業主義的な扱われ方をすることに我慢がならなかったのでしょう。
クリスマスの時期になると今でも教頭先生のお話を思い出します。
長男が小学校1年のクリスマスのとき、
「世界中には本当に助けや救いの必要な子供たちがたくさんいる。
サンタクロースはそのような子供たちのもとへ行かなくてはならないから
恵まれている子供たちのところへは来れないかもしれない。」
と、親としては至極全な話をしたつもりだったのですが、
長男はすごくはしょって、学校で
「先生!家にはサンタは来ないって、お母さんが言っていました!!」
と、クラスで発表したそうです。保護者会の時に担任の先生に
「サンタさん来ないんですか」と、やんわ~りと聞かれました。
「え、いえ、あの……うちにも来ていただけるようです…・・・」
と、しどろもどろになってお答えしたのを覚えています。
こうして大人になって、いつもはメールしている相手とクリスマスカードのやりとりをしながら
暮れていく年をしみじみと感じる。そういうサンタクロースのいない、
大人のクリスマスを過ごせるようになってほんとうに嬉しい。
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