バイト先は小さな会社で社員さんたちは語学系のバリバリの文系で、シスアド(システムアドミニスト


レーター)さんなどいるわけなく、パソコン環境は自分でしなくてはなりません。


このところパソコンの調子が悪く、修理に出したり、古いPCを使ったりしています。


そのたびに、配線をつなぎ直しているのですが、机の裏の配線がとにかくぐちゃぐちゃで適当に


抜いたりしていると、


社員さん「あ~、本体落ちた~」とか、


社員さん「ネット切れた~。勘弁してくださいよ~」ということにしばしばなります。


今日は配線もまとめてすごくすっきりとさせました。最近ではバイト先でも片付けてばかりいます。


配線がぐちゃぐちゃなので、


私「すごいですよね。これって『未来世紀ブラジル』みたいですよね」と言うと



好きなこと 好きな物 

社員さんA「……」


社員さんB「未来世紀ブラジルってSFの古典ですよね。俺、生まれてないんじゃないかな」


社員さんC「なんか見た覚えあるけど、配線がぐちゃぐちゃなこととどういう関係があるの?」


私「うそ~ん。未来世紀ブラジルはテリー・ギリアム監督で、徹底した情報管理社会を描いていて、


コンピュータが発達しているように見えて、壁の中はダクトと配線がめちゃくちゃに張り巡らされてる


わけ。だから配線がぐちゃぐちゃなことをね……でも、まあ、いいです……」


家に帰ってから、このことを話したら娘に


「前々から思っていたけど、お母さんの例えは変。髪の毛を二つに分ける時いつも頭の後ろを


モーゼみたいにぱっかり分ける』って言うでしょ。聞き慣れてるからなんとも思わないけど


こんなの他の子には絶対通じない」


私「劇団ひとりの小説「陰日向に咲く」でもホームレスのあだ名がモーゼ。でそれって、そのホームレス


風貌と匂いで彼が歩くと人がよけて、道をあけるさまが紅海を割って渡るモーゼのようだってことで、


これは割と普通に使わない?」


娘「使わない(きっぱり)」



やはり変かな~。すごく心配になって、「未来世紀ブラジル 配線」でグーグル検索したら4460件も


ヒットしました。やはり私はネットの世界に生きてるんだなあ。