過去を巡る旅は時に未来=人生を終わりを意識するものでもありました。


始めは自分の人生が終わりの時に残された家族がすぐに片付けが終わるように、


写真も困らないように、フェイスブックのプロフィール写真は3年から5年で撮り直そうとか、


軽い気持ちで。


クローゼットの整理も定期的に行っていて、着ていない服もほとんど無いような状態ですが、


ずっとパンツスタイルのセットアップで、ふと、これでいいのかと。


このままずっとこれでいいのか、女らしい服を着ないで後悔はしないのかと


自問自答するようになったのです。


もうほんとうに何もできない年になった時、


「もっとワンピース着ておけばよかった。女らしくしておけばよかった」って思いはしないだろうか。


そう思ったら、急に今しかないって、今後悔しないよう着ておこうって思ってしまったのです。


女の人にとって、クローゼットは心とつながっている。


強烈な老いと人生の終わりを意識して、自分の中の「女としての思い残し」に


気づいてしまったのです。


それで、急にワンピースは着るは、お化粧のばっちりで目の上、キラキラさせちゃうし、


傍からみればまあ、「どおしちゃったの?」となってしまったのだけど、


これは自分の今と未来の時間軸から決めたことなので、


いい年をして浅ましいとか、見苦しいとかあるかもしれないですが、


もう、何言われようが、自分の心が納得するまで続けていくしかない。


女であることを浅ましくも具現化して生きていこうと。


(でも、ネイルはしないです。掃除・片付け、お菓子作りがあるので。


あとピアスもしないです。異物が苦手で。アクセサリーもそんなに興味ないし、


高価なジュエリーは買うお金もないし。歩くからおしゃれな靴は無理、アシックスじゃないと。


なので、あくまでもワンピースへのこだわりなのね。)



あと、ワンピースってリーズナブルって初めて気が付きました。


いままでパンツスタイルだからシャツだけは結構高めの物を買っていたのだけど、


シャツ一枚の値段と変わらないのね。