友人とかに「本気で人生の終わりから逆算して今を生きてるの?何かあったの?」と聞かれることがあるので「特に何もないけど、強いて言えば強烈な老いを意識したからかな。本気だよ。」と答えるようにしてる。

「強烈な老い」を意識したというのがどうも理解されないようで、必ず「今は60代、70代は若くて元気。全然老いを感じない。それこそ80代、90代だって元気じゃない」と言われる。本当にその通りだと思う。
どうも私が60過ぎると何もできなくなると思って、今、焦っているのだと思われるようなのだ。

自分の心の内を人に説明するのは難しい。

「女としての現役感」を取り戻すには今しかないって思ったから、としか言いようがないのだ。

ワンピースが着たかったからという、乙女心の発露とでも言えば分かってもらえるのだろうか。
「ワンピース着て、いつもニコニコして可愛らしい人になりたい」、これっていわゆる「オネエ」と呼ばれる人と同じような感覚かもね。どう考えても無理があるだろうって回りが思っても本人は本気。

今まで人に迷惑をかけないように生きるには、回りに同調していくことだと無自覚に思っていたけど、もういいかなって。
自分に正直に生きてアンチエイジングしても別段人に迷惑をかけるわけじゃない。まあ、驚かれたり、呆れられたりはするけどね。

50代で一度リセットしてから老いを始めたい。そう言う意味ではちゃんと終活もしてる。
可愛く年を取りたい。残りの人生をニコニコして可愛らし人して過ごしたい。
そういう意味でも今一度可愛らしさを取り戻しておきたいの。
ミニマリストだから自分を飾る物は持たない分、自分自身でしか自分を表現できないしね。

だからワンピースなの。笑顔なの。