「ぼくたちに、もうモノは必要ない。」佐々木 典士著
ぼくたちに、もうモノは必要ない。 - 断捨離からミニマリストへ - 【無料お試し版】/ワニブックス


今まで読んだ「お片付け本」の中では一番面白いと思ったのに、アマゾンのレビューはすごく辛口。

著者は35歳、独身男性。やはりこういう生活は独身男性でないと出来ないかなって思う。私からすれば羨ましい。

何者かになりたくても何者になれず、惨めさや妬みに悩み苦しんだ姿が正直に語られていて、好感が持てるけどなあ。

モノを最小限に減らして得たものが、自分が何も持たない「ただの人」であるいう自己感。

この対極の存在だと思えるのが「中村うさぎ」さん。彼女は何もかになりたくて、買い物依存症になっていったと読んだことがある。現在のご様子はよく知らないけど。

どちらも同じ自分のアイデンティティを求める心の問題かもしれないけど、現代にアップデイトするためにモノを持ち続けることができないなら必要最小限しか持たない。私もこっちだな。

モノを買わないと日本経済に何も寄与しないのかという問題にも彼は「経験」と「人」に使っていくと言っている。

何にお金を使い、どう経済に寄与していくのかはその人の自由であるべき。モノを買うことが全てではない。

ミニマリストとして著者がどう変わっていくのが私は楽しみだなあ。

ただ、私もミニマリスト志願なのに、この本買っちゃったのはすごく後悔。図書館で借りればよかった。でも面白かったから自分によしとしよう。

この本読んで私もアイデンティティを保証するもの、写真とか証書とか処分したくなったからね。

だってもう必要ないもの。