ミニマリストになった。

私、ほんとうに何も持ってない。

自分の写真は幼稚園から大学までの卒業アルバムと結婚式のアルバム、子供が小さかった頃の写真館で撮った家族写真を残して後はほとんど処分してしまった。

30代、40代の写真は数枚しか残してない。

捨ててしまいたかったのは「いい母親になろうとして空回りしていた自分」なのかも。

正しさで子供を縛り、見栄と世間体に縛られていた過去の自分が写真と共にシュレッダーにかけれいく。

自分のアイデンティティを保証するものを捨てしまうと自分が曖昧になってくる。

私ってどんな人なんだろうと思ってもなんかよく分からない。

それなら今からでもなりたい人になればいい。優しい笑顔の人になりたいって心から思った。

今はほんとうによく笑うようにしてる。

人付き合いもかなり減ったので笑顔を向ける相手が本来向けられるべき相手、家族と仕事先とよく行くカフェの店員さん、それと宅配業者の人にちゃんと向けられるようになった。

最初は薄気味悪がっていた家族も、毎日笑いかけるようにしてるとそういう人だと思うみたい。

毎日よく笑うようにしていたら、ほんとうに自分の顔が好きになった。

40代の頃、電車の窓に映る自分の顔がほんとうに嫌いだった。なんでこんな怖い顔してるんだろうってよく思っていたけど、顔は変われる。今の顔はほんと好き。

シルバーウィークに長男と外でビール飲みながら二人でランチしてたら、「俺、マジで整形したのかと思ったよ。俺の友達も驚いてた、おばさん変わったねって。いいんじゃない。今は楽しそうでさ。」って言われた。

子供を持ったとき、「いい母親」ではなく「優しい母親」になることを目指せばよかったのかなあ。

ごめん。いい親になれなくて。今、お母さんこんなだし、ほんとみんな好きに生きて。