私、ほんとうにいろいろ変えてきた。

暮らし方も6年かけて、モノを持たない暮らしに変えてきたし、この1年は外見、雰囲気も変えて、生活スタイルも朝型に変えて、放送大学で勉強するために仕事も変えてしまった。人付き合いも減ったし、ママもやめた(もちろん母親ではあるけど)。あと変えたいのは働き方かな。

よく労働の寓話としてイソップ物語が取り上げられる。
夏の間に遊びほうけたキリギリスが冬に餓死しそうになり、夏の間も冬を越すための準備をしていたアリ達に食べ物を乞うが断られるという話。

アリの勤労さを見習わせようとさせるものだけど、実はミツバチの寓話もあるの。
ミツバチとアリは、どちらがより思慮深くて勤勉かについて言い争い、その審判をアポロ(太陽神)に仰ぐ。
アポロはアリの勤勉さを誉める一方で、こうも言う。
「おまえは自分のためだけに働いている。
ほかの生き物たちがおまえたちの貯めた富から恩恵を受けることはない。
だが、ミツバチは、植物の受粉を助け、ハチミツを蓄えることで世界に恵みをもたらす」と。

こういう話に生物に詳しい人から、アリも生態系に恵みをもたらしていると言われそうだけど、これはあくまで寓話ね。

つまりアリの利己的な働き方の批判してるのだけど、ミツバチも他者に利益、恩恵をもたらそうとして働いているわけじゃない。
ミツバチも利己的に働くけど、結果として世界に恵みをもたらしている。

こういう働き方がいいなあ。

自分のためだけに働くもありだし、家族のため、世のため、人のために働くのも尊いと思う。

私もこれでも一応家族のために働いてきたのね。(家庭内労働とパートタイム労働だけど)。
でももう残りの人生は自分のために働きたい。、

自分のために全力で働くけど、それが結果として人に利益をもたらしたり、恩恵をもたらせるよるようになれたらいいなあ。

まあ、最も私にできることはにこにこ笑うことと、掃除とお片付けだけなんだけどね。