「お持たせ」は何にするかとなり、私としてはみんなと合わせた物でよかったのだけど、「お菓子焼くんでしょ、それ持ってくれば。」となり、私はいつものマドレーヌを焼いて持っていくことに。
友人たちが私に気を遣ってくれたのが嬉しくて、はりきって焼きましたよ~。なんせ朝は4時半に起きているので朝に焼く時間も十分にある。
バスケットに入れたマドレーヌとガトーショコラの盛り合わせを友人に渡すとき、あ~、私「デスパレートな妻たち」の「ブリー」だなって感慨深くなってしまった。
友人に自分で作ったお菓子を持っていける人に私、なったんだなあ~って。
このマドレーヌは何度もネタバレしてるけど、製菓ショップの「クオカ」のミックスが粉を使って焼いた物。焼き型はプロ使用にしてるけど、自分のオリジナルでもなんでないけどね。
お菓子を焼くようになったのは、理由は二つ。一つ目は高校時代にシスターが焼いてくれた「アップルパイ」あまりにも美味しかったこと。いつかこれを再現したいと思っていて、この間お会いしたシスターにレシピは聞いてある。今は林檎の季節ではないので、秋以降かな、作れるのは。
もう一つは長男の友達が家に来たとき、「これ母からです」と言って渡されたチーズケーキがあまりにも美味しくて、こんなことができる人がいるんだ、という衝撃で、彼女のことを心からリスペクトして、長男には間に合わなかったけど、娘にはそういうママになりたいって思ったから。
で、娘の友達、ママ友にはとにかくマドレーヌ焼いては食べてもらいました。ほんと押しつけがましいことしてました。食べてくださった方々本当にありがとうございます。
皆様に食べていただいたおかげで、人様から「お菓子焼いて持ってきてよ」と言われるような人になれました。
いくつになっても人は、なろうと思うものになれるものだなと改めて思う。
だいたい、こうなりたいって思うことは大抵やればできる範囲のこと。まるっきり不可能そうなことは思い描かない。
子供は別だよ。彼らには時間と可能性が十分にあるからね。
大学の友人たちとは年に一度会うくらいだけど、このくらいの関係ってほんといい。だって彼女たちが好き、話していてほんと楽しいっていう感情しか湧かないから。
近況報告を兼ねて、最近早寝、早起きの朝型に変えた話をしたのだけど、「何で?」って聞かれたから「お高い美容液を買うお金がないから、夜早く寝て自分の体から出すことにした。これって自分の体の有効活用でしょ」って答えたのが一番うけた。
畳みかけるように「効いたの?ほんとに出てるの?」って聞かないでよ。そんなの分からなじゃない。
今考えているのは自分の有効活用の仕方。残りの人生をかけて使いきりたい。美容液を出すだけじゃなくてね。
究極の有効活用は何かってなると「エネルギー」ってなるんだろうな。それって映画「マトリックス」の世界になっちゃうけど。